奄美猫部

春、初夏、この季節は仔猫の季節です。
こう聞くと「まあ可愛らしい！」「かわいい仔猫がいっぱいあふれてるのね！」って浮かれがちですが、現実は可愛いどころのお話ではありません。
悲しくて悲しくて心が潰されそうになる毎日です。
そのほとんどがせっかく生まれてきたのに、病気になったり、捨てられたり、捨てられると今度はカラスの犠牲になったり、餓死したりと、悲惨な最期を迎える仔猫達がほとんどです。
先月も、猫部事務局隣の公園へ３匹の仔猫が捨てられていました。そのうちの１匹は、見つけた時にはもうカラスの犠牲になって死んでいました。
これは、奄美だけではなくて、世界中ほとんどの国で起きているノラ猫たちの話です。

さて気を取り直して、
先ほどの残った２匹はひどい猫風邪で衰弱していましたが、奇跡的な出会いがあり、なんと東京のNPO法人ゴールゼロさんが向こうで新しい飼い主さんを探してくれることになりました。

そのご縁もあって、そして嬉しいご協力のお申し出により、
今度また新たに仔猫５匹を委ねることになりました。
笠利宇宿のTNRの現場で引越しで置いてかれたっぽいお母さん猫が産んだ４兄妹と、瀬戸内町勝浦で油まみれでフラフラになっていた所を保護された１匹。












この仔たちが、来週５月１５日（火）に関東へ旅立つ予定です。
15:05発JAL658便へご搭乗予定の方で、パケットボランティアの協力を募ります。
輸送費は、保護主さんや猫部でかき集め、ご用意しております。
奄美空港で預けていただいたこの仔猫たちを、羽田空港の手荷物受取所で受け取っていただき、あちらで待っているボランティアさんへお渡ししていただくだけの作業です。
ご協力いただける方は、猫部メール（amaminekobu@gmail.com）、FBのメッセージ・コメントでも構いません。ご連絡をいただけますようお願いいたします。
＜注意＞
全ての仔猫が、こうやって助かるわけではありません。先にも書いたように、犠牲になる仔が大半です。今回は運よくルートが見つかっただけのこと。
これ以上不幸な猫を増やさない努力を、みんなでしてあげましょう。ノラ猫を減らしていかないと、今回のような事態は永遠になくなりません。不幸なノラ猫がいない社会が早く来ますように。奄美猫部の願いです。
ご自宅で繁殖した猫を預かることは出来ません。ペットを捨てることは犯罪です。一度可愛がったペットは終生責任を持って飼ってあげてください。